しっかり吸引 ゴミ捨て楽々
吸引力が強く、紙パックの交換が不要なサイクロン式掃除機の人気が高まっている。
一般的な紙パック式に比べて高価格だが、家電メーカー各社は、吸引力の持続性やゴミの捨てやすさなどをアピールした新製品を相次いで投入・・・。
サイクロン式掃除機 :お役立ち型録 : 暮らし 社会 : 関西発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
http://osaka.yomiuri.co.jp/lms/lm100913a.htm?from=ichioshi
静電気を抑制
紙パック式は、ゴミを吸い込む時の吸気が、すでに掃除機内にたまったゴミの中を通るため、ゴミがたまればたまるほど吸引力が落ちる。これに対し、
サイクロン式は、吸い込んだゴミを遠心分離してカップの中に集めるため、吸引力が落ちにくい。排気のにおいが少ないなどの利点もあり、国内市場のシェア（占有率）は半分近くに・・・。
サイクロン式の先駆的存在と言われる英ダイソンは、１９９８年に日本で販売を始め、美しいデザインで人気を集め、同社が９月下旬に発売する「カーボンファイバーＤＣ２６タービンヘッドコンプリート」は、ヘッド部分に炭素繊維を使ったブラシを初めて採用した。ほこりが床に張りつかないよう静電気の発生を抑え、細かいゴミの吸引力を高めたという。
静音設計
三菱電機の「風神 ＴＣ―ＺＫ２０Ｓ」は、ゴミを大きさに応じて三つの集じん室に分ける仕組みで、微細なゴミを集めるフィルターがなく、定期的なフィルター清掃が必要だった従来機種より吸引力が長続きするという。ヘッド部分の強力な回転ブラシで、じゅうたんにある髪の毛やペットの抜け毛もかき取りやすい。
シャープの「プラズマクラスター掃除機 ＥＣ―ＶＸ２１０」は、除菌イオン「プラズマクラスター」を放出して本体内の静電気を抑え、ゴミの付着を防ぐ。綿ゴミを約４分の１の大きさに圧縮して固めるため、ゴミ捨ての回数を減らせる。共働き夫婦や単身赴任者が夜間に掃除することを考慮した静音設計もウリだ。
目詰まり防止
パナソニックが９月２５日に発売する「ＭＣ―ＳＳ３００ＧＸ」は、内部のくびれ形状が生み出す気圧差でゴミを約５分の１の大きさに圧縮し、ゴミ捨ての回数を減らしてほこりの飛散も抑える。フィルターを１秒間に約２２０回高速振動させ、目詰まりを防いで吸引力を持続させる業界初の機能も備えた。
東芝ホームアプライアンスの「トルネオ ＶＣ―ＣＧ５１０Ｘ」は、高速気流で遠心分離したゴミを低速の気流でまとめる２段階構造で、簡単なレバー操作でゴミ捨てができる。自然な姿勢で掃除ができるよう、握りの部分を人間工学に基づいた角度にデザインしたほか、運転音を業界最低水準の５３デシベルに抑えた。
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